脳梗塞は血管の詰まり方により脳血栓症、脳塞栓症の2種類に分類できます。

  脳血栓症は、脳の動脈が動脈硬化などによって細くなり詰まってしまう病気です。高齢者に多く比較的ゆっくりと発症します。意識を失うことは少なく、足のしびれや感覚障害、運動障害、呂律が回りにくい、あるいは食べ物や水が口からこぼれるなどの症状が出ます。これは脳梗塞全体の70%を占めるといわれています。

  これに対し脳塞栓症は、心臓内や頚動脈に出来た血液の固まり(血栓)が、血液の流れによって進み、脳内の太く重要な動脈を閉塞させてしまいます。運動麻痺や言語障害などの症状が急激に出現し、意識が無くなる重症例も見られ、死に至ることもあります。不整脈や心臓弁膜症などの心臓病のある人や、頚動脈の狭窄のある人に多く起こり、脳梗塞全体の約30%を占めると報告されています。

  また、脳梗塞の一種に一過性脳虚血発作(TIA)と呼ばれるものもあります。これは手足のシビレや運動障害などの症状が、一過性に出現し、24時間以内に消失してしまう発作のことです。脳内の動脈の中で、小さな血栓が一時的に血管を閉塞させるため症状が出現しますが、何らかの理由で再び流れ出すと、症状は回復します。症状が一過性であるため、そのまま放置してしまう人もいるようです。その後脳梗塞を起こす人が多いことから、必ず専門医の治療を受けることをお勧めします。



アテローム血栓性脳梗塞




脳塞栓
 
  脳卒中の治療は、
発症から治療開始までの時間が重要と考えられています。最近欧米では、脳卒中を脳発作(Brain attack)と呼ぶようになり、早期治療の必要性が叫ばれています。脳卒中を疑う症状があったときには、直ちに専門医を受診することが大切です。また、重篤な症状を呈する脳塞栓症では、点滴による治療だけでなく、血栓溶解療法と呼ばれる特殊な治療法で、症状が完全に消失する例もあります。この治療法は、マイクロカテーテルという極細の管を足の付け根の動脈から閉塞した動脈まで挿入し、ウロキナーゼと呼ばれる血栓溶解剤を直接注入するものです。これも発症から治療までの時間が重要な要素であるため、直ちに専門医の治療を受けることが大切です。





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